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サンディエゴと主要市場の住宅価格は7月に3ヶ月連続して上昇。専門家は住宅価格が安定期に入り市場回復が続くかどうか論議に熱中。サンディエゴではスタンダード・プアーズ・ケース・シラー(SP/CS)住宅指標は6月から7月に掛けて2.5%上昇。過去4年間で一番大きな上昇。もしこのレートが続けば住宅価格は年間30%上昇し2005年度の住宅価格に近づく。指標でカバーされた20都市市場でも同様な住宅価格上昇が記録された。ミネアポリス市が5%、続いてサンフランシスコ3.3%、シカゴ2.7%、そしてサンディエゴ2.5%上昇。2005年末に最高を記録した住宅価格は下降し始めエコノミストはそこをつくのは何時かと監視して来た。SP/CSのデイビッド・ブリツアー会長は7月の価格は住宅価格下降が緩やかになり多くの市場で上昇に転じたと語った。同氏は全国的に不動産市場は安定化に向かっていると付け加えた。次の3点を監視しろと語った。(1)ファースト・タイム住宅購買客用の$8,000フェデラル・タックス・クレデイット、(2)高い失業率、(3)抵当流れ物件の増加。BMOキャピタルのエコノミストのジェニファー・リー氏は住宅価格は底をついたと語った。サンディエゴ指標は150.99で2000年1月のスタート点から50%以上上昇。 にもかかわらずサンディエゴ大学不動産部のノーム・ミラー教授は抵当流れの増加を予想し住宅市場の不安定化はあると語った。南カルフォルニア不動産リサーチ議会のマイケル・カーニー理事は、失業率の高さや一般経済の弱さをあげて住宅価格安定したとは言えないと語った。
November 23, 2009
カーニバル・クルーズ・ラインは、来年4月メキシコ行き2,052客収容観光船エレーション号を寄航地サンディエゴ港からアラバマ州モービル港に移動し、ユカタン半島を含むメキシコ観光に就航させる。同社は、サンディエゴ-メキシコ間の廉価観光を売り物にしたがサンディエゴでの年中クルーズ・プログラムはカルフォルニア州景気後退で収入が減った。観光船スピリット号だけを3月から10月までサンディエゴ港とメキシコ間で運営する。サンディエゴ港当局によれば、観光客数低下の原因の一つはメキシコのインフルエンザ流行とバハ・カルフォルニア州の麻薬組織暴動。エレーション号が去るとサンディエゴ市の観光業界では年間160百万ドルのロス。明るいニュースは先週からロイアル・カリビアン観光の2,500客収容レイジャンス号がサンディエゴ・メキシコ間に11月まで5日間の30航海就航した事。その後5月以降サンディエゴ港からアカプルコ、プエルト・バラルタ、マザトランへ9日―12日間就航する。現在ブロードウェイ・ピアーでは28百万ドルのクルーズ船新ターミナルが建設中で来年中に完成する。サンディエゴ港当局はウオールト・デイズニーのクルーズをサンディエゴ港に呼ぼうとしたが、デイズニーはロスアンゼルス港を選択した。
November 22, 2009
失業率上昇と住宅建設減少にも関わらずサンディエゴ経済は明るい見通しを展開。昨日発表されたサンディエゴ大学バーハム・ムアース不動産センターの経済指標によれば、サンディエゴ郡経済は5ヶ月連続上昇。サンディエゴ大学エコノミストのアラン・ジーン氏はサンディエゴ経済はまだボトムに達していないが不良要素が弱くなったと語った。同氏は新学期セールは予想より低かったしホリデー・セール予想も高くないので、ボトムは2010年前半だろうと付け加えた。同経済指標で明るい要素は、景気後退がスタートした2007年12月以降消費者満足度が最高に達した事やこの夏以降ウオール・ストリート回復でローカル株価が上昇した事や失業上昇にも関わらず経済見通しが明るくなった事。ジーン氏によればサンディエゴ郡では7月の38,000人の失業保険申請に比較し8月に35,000人が申請した。4月以降最低の申請数。 ナショナル・ユニバーシテイーのポリシー・ルサーチ・インスチチュートのエコノミストのケリー・カニハムは、サンディエゴの失業率は7月に過去26年間で一番高い10.4%に達したが、季節調整を考慮すれば既にピークに達したと語った。最もネガチッブな経済的要素は住宅件建設。 8月は建設許可数は1月2月に続いて3番目に少なかった。ジーン氏は建設許可数が少ないと住宅在庫が減り住宅価格が安定すると語った。
November 21, 2009
コールドウェル・バンカース住宅価格指標によれば、La Jollaは過去2年間連続して全米で一番高価な住宅市場。同社は4寝室3.5トイレ、2,200スクウェアー・フィートの家を比較した。La Jolla家の価値は$2,125,000で昨年より16.6%高かった。同サイズの家で一番価値が低かったのは人口2,000人の町ミシガン州クレイリングの$112,675。コールドウェル・バンカーズ・レジデンシャル・ブローカリッジ社サンディエゴのリック・ホフマン支店長は、ラフォヤはユニークな場所にあり住居として好ましいと語った。No.2はベバリー・ヒルズでトップ10位で昨年から住宅価格が上がったのはラフォヤとベバリー・ヒルズのみ。 サン・マテオ市の住宅価格は昨年から20.2%下がった。トップ10位都市のうちボストン市とコネチカット州グリーンニッチ市以外の都市は全部カルフォルニア州。最も廉価な家はフロリダ、ジョウージア、カンサス、ミシガン、ノース・カロライナ、オハイオ、テキサス、ウイスコンシンにあった。コールドウェル・バンカーのジム・ギレスピー社長は、過去4年に亘って市場価格が低下したので全国的に同サイズの家の30%は平均価格は$200,000以下だった。
November 20, 2009
25年前の1984年サンディエゴ地区にはフォーチュン500企業が9社あった。それ以降減少しSAICがバージニアに移転するとクアルコムとセンプラ・エネルギーの2社のみになる。 1969年SAICはサンディエゴで創立。明日バージニア州のチモシー・ケイーン知事はSAICがバージニア州マクリーン市に本社を移転すると発表する。SAICは既にマクリーン市で社員16,000人を擁す。サンディエゴの4,500人社員は残る。SAIC本社移転は弁護士会社やサービス会社のビジネスにも影響与えるが、それ以上に重要の悪影響は一般人がサンディエゴは大企業本社の場所でない印象を抱く。今日アトランタには18, ミネソタのミネアポリスとセイント・ポール両市には17,ノース・キャロライナのチャーロットには11,ミルヲーキーには11,コロラドのイーグルウッドには5つのフォーチュン500の大企業が本社を置いている。ロスアンゼルスやオレンジ郡でも大企業本社を失いつつある。2008年以降コンピューター・サイアンス、ヒルトン・ホテル、DaVita、カウントリーワクィド・ファイナンシャルの本社が去った。ロスアンゼルスにはフォーチュン500企業本社が13残った。SAIC移転は政府顧客に近い場所に本社を移転するので理由は分かりやすいが、コミュニテイーからプロフェッショナルの存在も消える。
November 19, 2009
今週国勢調査局は人口65,000人以上の都市の国勢調査を発表した。サンディエゴ郡には8都市が存在する。カールスバッド、チュラビスタ、エル・カフォーン、エスコンジット、オーシャンサイド、サンディエゴ、サン・マルコス、ビスタ。所帯当たりの所得は2007年から2008年に掛けて平均所得は1.7%減少したが、2000年に比較すると2008年には7.1%増加。 人種別所得は夫々アジア系所帯12.7%、黒人3.2%、ラテン系6.7%、白人11%増加。持ち家比率はサンジェオゴ全体で56%。カルフォルニア州全体では57%。アメリカ全体では66.6%。
November 18, 2009
今週チュラビスタ市議会は東チュラビスタ都市開発計画を承認した。この計画で市のオフィス・スペースは倍増し新規に10,000職やコンド2,983ユニットを創設。そのほかに、住宅地、3.4百万スクウェアー・フィートの商業地帯、15階建ビル群、バス・ターミナル、ホテル、学校、図書館、消防署、運動場、6つの公園が建設される。210エーカー計画はサンディエゴ下町80ブロックに相当する広さで、既存住宅群、オタイ・ラーンチ・タウン・センター、将来大学・技術公園、ハイウェイー125号線に隣接。プロジェクト工費40億ドルは1993年以来のコンセプト。工期20年後には市に年間5百万ドルの税収を齎す。デベラパーはマクミラン・ランド・デベラプメント。チュラビスタ市民の中には、この計画は人口密度を増し水が不足し市のサービス供給不足になると心配する人もいる。マクミランは景気回復を待って工事を開始する。
November 17, 2009
連邦準備理事会のベン・ナンケ議長は景気後退は終わったと思うかも知れないが、アメリカ最大不動産サービス会社の会長は業界が回復するには2-3年は掛かると語った。 昨日クシュマン・アンド・ウェーキフィールドのジョン・クッシュマンIII会長はバーハム・ムーレス・センターの聴衆に、業界は今後10年以内に$5Trillionのモーゲージ・リファイナンシングを抱えていると語った。賃貸、売買、建設業界は2011、2012年まで回復しないと付け加えた。住宅業界はそこを突いたようだが、来年暮れ商業不動産の$1Trillionローンの返済期限が来る。金融業界はローン返済を条件なしには延長しない。
November 16, 2009
昨日発表されたMDAデータクイック報告によれば、サンディエゴ郡を含む南カルフォルニア6郡の8月度住宅販売数は廉価な若干減少。販売数は7月より10.8%少ない21,502戸。データクイクはその理由として抵当流れ物件市場の縮小と失業率増加に伴い住宅購買者が経済的懸念を抱いたため。サンディエゴ郡の8月度住宅販売数は7月より13.2%少ない3,306戸。廉価の抵当流れ物件販売数が減少し高価住宅販売価格が平均住宅価格を2.6%引き上げ、先月平均価格$268,000は8月に$275,000に変わった。サンディエゴ郡では先月平均価格$320,000は8月に$325,000に変わった。サンディエゴ郡の平均価格は南カルフォルニア6郡の平均価格より早いスピードで値上がりしている。1月の平均住宅価格$280,000より16.1%上昇したが、ピーク時の2005年11月の平均住宅価格$517,500に比較すると37.2%低い。 データクイクによれば、住宅ローンはFHA保障のローンが増加している。2008年8月にはFHAローンは27.1%だったが、8月には37%に上昇。$417,000以上のジャンボ・ローンは住宅ローンの15.6%を占め1月の9.3%から上昇。2007年夏ジャンボ・ローンの比率は40%を占めた。
November 15, 2009
バイロン・ワショム氏はサンディエゴ大学戦略エネルギー・イニシャチッブのダイレクター。大学の駐車場を見下ろす屋根上でラップトップPCを取り出し大学のウェッブを呼びだし、駐車場の上のソーラー・パネルはピークの271KWより低い243KWの出力である事を報告。 同氏のPCの画面には発電の状況が示される。PC画面をみて“朝の霧”が分かると語った。 サンディエゴ大学は施設を運営する人達や科学者を動員してニュー・パワー技術のテストと導入のナショナル・モデルとなった。工学部のジャン・クレイスル助教授はソーラー・パネルを敷設するだけでは充分ではないと語った。同助教授はスカイ・イメージャー(SI)を設置した。SIは雲を探知し雲の動きを予想し大学の電気システムを効果的に調整する可能性を研究。大学の施設の中に‘東構内再生可能エネルギー公園‘がありソーラー・パネル、燃料電池、蓄電池、藻燃料の生産・冷房を統括して行っている。
November 14, 2009