Archives – August, 2009
昨日CA州経済開発局は、CA州失業率は5月に68,900職失い第二次世界大戦後最高の11.5%に達したと発表した。同州では昨年1年間に739,000人失職した。
エコノミストは解雇は今年年末あるいは2010年はじめまで継続すると語った。今週初めのカルフォルニア大学LA校のアンダーソン・フォーキャスチング報告では、失業率は今夏11.1%、今秋から来年はじめに掛けて12.1%に達する。サンディエゴ郡の失業率は4月に9.2%,で5月に9.4%。3月の失業率は9.5%。州全体で一番解雇数が多かったのは州政府。11,400人解雇。地方自治体2,800人解雇。同報告の予想では、アーノルド・シュワルチェネッガー予算カットの結果、最終的には州や地方自治体で64,000人が失職する。州職員失職だけで失業率が0.4%上昇する。5月には政府関連失職以外に建設業で10,300職、製造業で10,400職、専門職・ビジネス・サービスで10,900職、小売・卸売り業、運輸業、ユーテリテイーで8,300職、レジャー、情報業で8,100職、病院で2,700職が失われた。CA州の失業率(11.5%)はミシガン州(14.8%)、オレゴン州(12.4%)、ロード・アイランド州(12.1%)、サウス・カロライナ州(12.1%)についで全米で5番目に高い。それ以外に失業率10%以上の州はネバタ、ノース・キャロライナ、フロリダ、インデイアナ、ケンタッキー、オハイオ、テネシー、ワシントンDC。 センター・フォー・スタデイー・オブ・カルフォルニア・エコノミーのエコノミストのスチーブ・レビー氏は、失業率の高い州を住宅産業崩壊州(カルフォルニア、アリゾナ、ネバタ)は製造業崩壊州(グレート・レイク諸州と南部)の2つのグループに分けられると語った。同氏は住宅業崩壊州は製造業崩壊州よりビジネス・サイクル結果回復は早いと付け加えた。同氏はミシガン州やグレート・レーク諸州はかってカルフォルニア州が航空機産業崩壊後復興したケースと似たケースをたどるだろうと予想した。 カルフォルニア州の経済崩壊は住宅産業と外国貿易が主な理由。これはビジネス・サイクルなので、復興時期がその内帰ってくると語った。カルフォルニア州ではベンチャー企業数が飛びぬけて多いので競争力がある。マサッチューセッツ州のリサーチ会社HISグローバル・インサイトは、カルフォルニア州や他の州が経済崩壊前の状態に復興するのは2013年以降と予想した。同社はテキサツ、ユタ、オクラフォマ各州は石油や天然資源に恵まれ2011年までに復興し、グレート・プレーンズ諸州は2012年までに復興すると予想した。フロリダ、イリノイス、ニューイングランド諸州は2014年まで復興はしないと予想し、ミシガン、インデイアナ、オハイオ各州は自動車産業・重工業後退のために復興には長い時間が掛かると予想。 HIS予想では今後5年間にカルフォルニア州の就業成長率は現在のアメリカ46位から13位に上昇する。
August 28, 2009
サンディエゴのMDAデータ・クイックによれば、4月と5月の住宅販売は3月から3%、昨年同時期から18%上昇。 5月度住宅販売数は39,051戸。 5月度平均販売価格は$230,000で4月から4%上昇したが、昨年5月に比較すれば32%下落。 データ・クイックによれば5月販売の51%は差し押さえ物件だった。
サンフランシスコ・ベイ周辺の9郡でも住宅販売数は4月から5月に4%以上
上昇し価格は12%上昇。 5月度住宅平均価格は$341,500で昨年5月には$517,000だった。 同地区の4月から5月度住宅価格上昇の原因は$417,000以上のジャンボ・モーゲージに支えられた高価住宅販売だった。 5月度住宅販売数の25.5%はジャンボ・モーゲージ。 昨年同時期のジャンボ・モーゲージは60%。 南カルフォルニア州6郡の5月度住宅販売価格は4月から1%上昇し平均価格は$249,000。
サンディエゴ郡の平均価格は4月から$5,000上昇し$295,000。 最低価格の1月度平均価格より$15,000高い。
August 22, 2009
景気後退でテナントは他の人と同居したり、アパートから出たり、差し押さえ物件が廉価で貸し出されたりするので、サンディエゴ郡のアパート・オーナーも収支に苦労。サンディエゴ郡アパート協会の調査によれば、同郡の空き室率は5.4%で2008年秋から1.8%上昇。テナントは廉価なアパートに集中し勝ちで築25年以上のアパートの占拠率は高い。平均月額家賃は2008年秋の$1,188から$1,192に増加。 6,000アパート・オーナーに調査票を郵送し、33,000個別アパートから回答を得た。 アパート協会のスポークスウーマンのミッチェル・スリンガーランドさんは、歴史的にみて就業情況と空き室率は関連があると語った。景気が厳しくなるとテナントは同居人を入れたり実家に住居を移したりするし、アパートが過剰供給になれば賃料は下がると付け加えた。ごみ回収料や水道料が上がると家主の収支はピンチを感じる。新築のアパート群は少ないので大家は在庫過剰の心配はない。 サンディエゴ郡のアパート数は350,000。
August 22, 2009
クアルコムはワイアレス・フォーンのチップ技術で知られている。過去2-3年にサンディエゴ所在のこの大手通信技術会社はモービル・チップからモービルTV・ネットワークやワイアレス・ヘルス・ケアー業界に進出。最新の技術開発はモービル・フォーンの電池寿命を延長するデイスプレイー技術。この技術はミラソールと呼ばれ現在普通のデイスプレイーがLCDであるのに対し電池寿命を40%延長できる。モービル機器はウェブ・ブローイングも含み長い電池寿命が求められる。 クアルコム社のマーケチング・マネジャーのチェリル・ゴオドマン氏は電池はアキレス腱だと語った。モービル・フォーン・メーカーが電池寿命を長く出来ればハンドセットの応用を広げられる。今月クアルコムはフォックスリンクのブランドで有名なチェン・ウエイ・プレシジョン・インダストリー社と組んで台湾に面積133,725スクウェアー・フィートの工場を開設した。この工場は小型・中型デイスプレイ・スクリーンを廉価で大量生産しモービル・スクリーン市場で競争する。 しかし簡単ではない。同社はフル・カラー容量を目指す。業界のデイスプレイー研究会社のジェニファー・コレグローブ理事によれば、競争会社でも省エネのために1-2色が主流。ミラソールはフル・カラー・デイスプレイを実演したがラボ試作品。現在のミラソールはモノカラーでサイズは0.9インチと1.4インチで大半はアジアでミュージック・プレヤー、GPS機器、モービル・フォーンに活用。 コレグローブ理事はiPhoneサイズ野3.5インチを大量生産できれば市場性が高いと語った。ミラソール技術はマイクロエレクトリカル・メカニカル技術を活用し周囲の明かりも反射してスクリーンの輝度を高める。5年前クアルコムはMITエンジニアーが創立したイリジム社を197億ドルで買収しこのスクリーン技術を獲得。LG電子と共同でミラソール・スクリーンをワイアレス・フォーンの主流にしようと努めている。
August 22, 2009
サンジェゴ・ユニオン・トリビューン紙
SDG&Eはカルフォルニア州の再生可能電力供給法を満たすために新規技術システム太陽光発電会社(テセラ・ソーラー)と契約した。昨日テセラ・ソーラーは
CPSと27MWを供給する契約を交わしたと発表。同社はカルフォルニア州のSDG&Eとカルフォルニア・エジソンに1,500MW供給する。専門家の中にはテレサ・ソーラーの技術が電力会社向けに働くか疑う人もいる。この技術はデイッシュに取り付けられた太陽熱を利用し発電機を稼動する。テレサ・ソーラーはアリゾナ州スコッツデールのスターリンング・エネルギー社製のデイッシュを販売している。
August 22, 2009