Walmart店のフレッシュ・ルック
サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙景気後退はウオール・マートに余裕のあるにもかかわらずバーゲン商品を探す新タイプ顧客を引き寄せている。この世界一規模の小売店は景気が好転した時にその様な顧客が逃げないようにする工夫をしている。そのためブランド商品や商品種類を拡大する一方、店舗内の通路を広げたり照明を向上させたりしている。新タイプ顧客は従来のウオール・マート顧客より40%以上の買い物をする。アジトラ・クリシュナン弁護士(42)がウオール・マートで買うのは電球くらいの物だった。最近ではかってメイシーで買ったような衣類を含め1ヶ月$150くらいの買い物をする。ブランド商品も増えいい商品さえ容易すれば、今後もウオール・マートで買い物すると語った。同社では昨年秋から3,600店舗を新装。今年700店舗を16-17億ドル予算で新装中。電子商品コーナーにはインター・アクチッブ・デイスプレイやビデオ・ゲーム設置。ダンスキン、ベター・ホームズ、ガーデンズ等のブランド商品を取り入れた。パーム・ブランドの”PRE”スマート・フォーンも販売。 ウオール・マート店舗新装がどれだけ効果が出るかは、同社がそれだけ早く顧客を満足させられるか次第。ターゲット店は非必需品を強調したばかりに売り上げが下がった。その後フレシュ・フードに力を注いでいる。ベストバイもカスタマー・サービスに尽力。コスコは景気後退で引き付けた顧客を如何に引き付けておくかに焦点を置いている。3年前ウオール・マート店は混雑、長列顧客、固いタオル、非魅力的衣類で喘いでいた。顧客の印象からそのマイナス要素をとり除く事を早急にしなくてはならない。昨年同社の売り上げは4,000億ドル。その半分が新鮮食料品なので商品種類やブランド商品を拡大してきた。同社の報告では顧客の17%は新タイプ顧客。良品を廉価で売るために同社はコスト削減に努めている。
November 1, 2009